+自動脚注は繰り上がっていくページ番号を作り出し、@c
+手動脚注はページ番号をカスタマイズすることができます。@c
+通常、脚注は @code{\tweak} のように適用されるので、多くの音楽要素や@c
+ポスト-イベントによって作成されるグラフィカル オブジェクト上に直接配置@c
+することができます。@c
+これがうまくいかない場合 (小節線や拍の変更のように、プロパティの変更の結果@c
+として作り出されるグラフィカル オブジェクトの場合)、脚注を独立した音楽@c
+イベントとして入力することである特定のタイミングにある指定したタイプの@c
+すべてのグラフィカルに影響を与えることもできます。
+
+脚注コマンドの完全な形式は以下のようなものです:
+
+@example
+\footnote @var{mark} @var{offset} @var{grob-name} @var{footnote}
+@var{music}
+@end example
+
+要素は以下の通りです:
+
+@table @var
+@item mark
+これは脚注を指定するマークアップや文字列で、参照ポイントとページ下の@c
+脚注自体を指すマークになります。@c
+これは省略することができ (@code{\default} で置き換えられます)、省略した@c
+場合は連続した数字が生成されます。
+@item offset
+脚注マークを配置する参照ポイントからの X と Y オフセットを指定する
+@samp{#(2 . 1)} のような数字のペアです。
+@item grob-name
+脚注マークを付けるグラフィカル オブジェクトのタイプを指定します (例えば
+@samp{#'Flag} です)。@c
+これが指定された場合、対応するグラフィカル オブジェクトが参照される
+@var{music} 自体にあるものでなくても、そこから作成されたものであれば@c
+参照ポイントになります。@c
+これは省略するができ (@code{\default} で置き換えられます)、その場合は@c
+直接作成されたグラフィカル オブジェクトだけに脚注が付けられます。
+@item footnote
+このマークアップあるいは文字列はページ下の脚注テキストになります。
+@item music
+これは脚注を付ける要素 -- 音楽イベント、和音構成要素、あるいは@c
+ポスト-イベントです。@c
+これを省略することはできませんが、@code{\default} で置き換えることで@c
+脚注をある特定の音楽表記ではなく音楽タイミングに付けることができます。@c
+@code{\default} を用いた場合、影響を与えるグラフィカル オブジェクトの@c
+タイプを指定する @var{grob-name} 引数を指定する必要があります。
+@end table