-@code{@bs{}tweak} コマンドは、まるでそれがアーティキュレーションの@c
-一部であるかのように、アーティキュレーション マークの前に@c
-置かれなければならないということに注意してください。
+@code{\tweak} コマンドはアーティキュレーション マークの前に配置する@c
+必要があることに注意してください。@c
+なぜなら、調整された表記がアーティキュレーションとして適用される必要がある@c
+ためです。@c
+複数の向き記号 (@code{^} または @code{_}) で上書きした場合、@c
+最後に適用される左端の記号が勝ち残ります。
+
+@cindex @code{\tweak}, Accidental (臨時記号に @code{\tweak} を用いる)
+@cindex @code{\tweak}, specific layout object (レイアウト オブジェクトを指定して @code{\tweak} を用いる)
+
+符幹や臨時記号などのオブジェクトは後になってから作成されるもので、@c
+@code{\tweak} コマンドの後に続くイベントから直接作成されません。@c
+そのような直接作成されないオブジェクトの場合、明示的にレイアウト
+オブジェクト名を指定して LilyPond がそれらのオブジェクトの起源を@c
+追跡できるようにすることで、@code{\tweak} で調整することができます:
+
+@lilypond[quote,fragment,ragged-right,verbatim,relative=2]
+<\tweak Accidental.color #red cis4
+ \tweak Accidental.color #green es
+ g>
+@end lilypond
+
+この長い形式の @code{\tweak} コマンドは以下のように記述することができます:
+
+@example
+\tweak @var{layout-object}.@var{layout-property} @var{value}
+@end example