1 @c -*- coding: utf-8; mode: texinfo; documentlanguage: ja -*-
4 Translation of GIT committish: 9a65042d49324f2e3dff18c4b0858def81232eea
6 When revising a translation, copy the HEAD committish of the
7 version that you are working on. For details, see the Contributors'
8 Guide, node Updating translation committishes..
13 @c Translators: Yoshiki Sawada
14 @c Translation status: post-GDP
21 この章では、インストール後に行う LilyPond と他の様々なプログラムのための様々な@c
22 コンフィグレーション オプションについて議論します。この章はリファレンスと見な@c
23 して差し支えないかもしれません: あなたに関係のある節だけを読んでください。
31 @node 特定の OS のためのセットアップ
32 @section 特定の OS のためのセットアップ
33 @translationof Setup for specific Operating Systems
35 この節では、特定の OS のために必要とされる追加のセットアップを実行する方法につ@c
39 * MacOS X のためのセットアップ::
43 @node MacOS X のためのセットアップ
44 @subsection MacOS X のためのセットアップ
45 @translationof Setup for MacOS X
47 @subsubheading MaxOS 10.3 または 10.4 で Python スクリプトを使用する
49 MacOS X 用の LilyPond バイナリは Python を提供しませんが、@command{convert-ly}
50 には Python 2.4 以降が必要です。そのため、あなたが MacOS 10.3 または 10.4 を@c
51 使っているのなら、あなたは @uref{http://python.org/download/} から新しいバー@c
52 ジョンの Python をインストールして、@command{convert-ly} と
53 @command{lilypond-book} の最初の行を以下のように編集する必要があります: あなた@c
54 が新たにインストールした Python バイナリがあなたの @var{PATH} の中にある場合、@c
65 #!@var{/path/to/newly_installed/python}
71 @subsubheading MaxOS X のコマンド ライン
73 MacOS@tie{}Xではスクリプト --- @command{lilypond-book}, @command{convert-ly},
74 @command{abc2ly}, あるいは @command{lilypond} 自体のような --- は @code{.app}
75 ファイルの中に含まれています。それらは、それらをコマンド ラインから直接呼び出@c
76 すことによって実行できます。例えば以下のようにです:
79 @var{path/to}/LilyPond.app/Contents/Resources/bin/lilypond
84 @command{lilypond-book}, @command{convert-ly}, @command{abc2ly} などを含むその@c
85 ディレクトリ (訳者: ファイルでは?) の中にある他のスクリプトについても同様です。
87 他の方法としては、自動的にパスを追加するスクリプトを作成する方法があります。そ@c
88 のようなスクリプトを保存するためのディレクトリを作成してください:
95 @code{lilypond} という名前のファイルを作成し、以下を記述してください:
98 exec @var{path/to}/LilyPond.app/Contents/Resources/bin/lilypond "$@@"
101 @code{lilypond-book}, @code{convert-ly}, あなたが使用する他の補助プログラム
102 (@code{abc2ly}, @code{midi2ly} など) についても同様にしてください。上記のファ@c
103 イルの中でただ @code{bin/lilypond} を @code{bin/convert-ly} (あるいは他のプロ@c
112 さらに、このディレクトリをあなたのパスに追加します。あなたのホーム ディレクト@c
113 リの中にある @code{.profile} というファイルを変更 (あるいは作成) して以下の記@c
117 export PATH=$PATH:~/bin
121 このファイルは空行で終わっている必要があります。
123 @var{path/to} は一般に @code{/Applications/} であるということに注意してくださ@c
128 @section テキスト エディタのサポート
129 @translationof Text editor support
134 @cindex modes, editor
135 @cindex syntax coloring
136 @cindex coloring, syntax
138 LilyPond をサポートするテキスト エディタがいくつかあります。
150 @subsection Emacs モード
151 @translationof Emacs mode
153 Emacs は @file{lilypond-mode} を持ちます。これはキーワード自動補完、インデント@c
154 付け、LilyPond 特有の括弧マッチング、構文のカラーリング、便利なコンパイル
155 ショートカット、Info を使った LilyPond マニュアルの閲覧を提供します。あなたの@c
156 プラットフォームに @file{lilypond-mode} がインストールされていない場合は、以下@c
159 音楽を入力して LilyPond を実行するための Emacs モードは @file{elisp} ディレク@c
160 トリの中にあるソース アーカイブの中に保持されています。それを @var{elispdir}
161 にインストールするには @command{make install} を実行します。@c
162 @file{lilypond-init.el} は @var{load-path}@file{/site-start.d/} に置くか、@c
163 @file{~/.emacs} または @file{~/.emacs.el} に付加すべきです。
165 1 ユーザとして、あなたは以下の行を @file{~/.emacs} に付加する (あるいは変更する)
166 ことによってあなたのソース パス (例えば @file{~/site-lisp/}) をあなたの
167 @var{load-path} に付け加えたいと思うかもしれません:
169 @c any reason we do not advise: (push "~/site-lisp" load-path)
171 (setq load-path (append (list (expand-file-name "~/site-lisp")) load-path))
177 @translationof Vim mode
179 @uref{http://@/www@/.vim@/.org,VIM} から @file{vimrc} と構文カラーリング ツー@c
180 ルが入手できます。音楽を入力して LilyPond を実行するための Vim モードは
181 @code{$VIM} ディレクトリの中にあるソース アーカイブの中に保持されています。
183 ファイル @file{~/.vim/filetype.vim} が以下の内容を保持している場合、LilyPond
187 if exists("did_load_filetypes")
190 augroup filetypedetect
191 au! BufNewFile,BufRead *.ly setf lilypond
195 以下の行を @file{~/.vimrc} 付加することによってパスをインクルードしてください。
198 set runtimepath+=/usr/local/share/lilypond/$@{LILYPOND_VERSION@}/vim/
202 ここで、@code{$@{LILYPOND_VERSION@}} はあなたが使用している LilyPond のバー@c
203 ジョンです。LilyPond が @file{/usr/local/} にインストールされていない場合は、@c
211 LilyPondTool は、LilyPond ソースを編集するために
212 @uref{http://@/www@/.jedit@/.org@/,jEdit} テキスト エディタのためのプラグイン@c
213 として作成された最も機能豊富なテキスト ベース ツールです。その機能にはドキュ@c
214 メントをより容易にセット アップするための歌詞サポートを持つドキュメント ウィ@c
215 ザードと、高度なポイント&クリックをサポートする PDF ビューアが含まれます。ス@c
216 クリーンショット、デモ、インストール手順については、@c
217 @uref{http://lilypondtool@/.organum@/.hu} を参照してください
222 @translationof TexShop
224 MaxOS@tie{}X 用の @uref{http://@/www@/.uoregon@/.edu/~koch/texshop/index@/.html,
226 @uref{http://@/www@/.dimi@/.uniud@/.it/vitacolo/freesoftware@/.html} で入手可@c
227 能な拡張を使うことで、エディタから LilyPond, lilypond-book,
228 convert-ly を実行できるように拡張することが可能です。
233 @translationof TextMate
235 TextMate 用の LilyPond バンドルがあります。以下を実行することでインストールで@c
239 mkdir -p /Library/Application\ Support/TextMate/Bundles
240 cd /Library/Application\ Support/TextMate/Bundles
241 svn co http://macromates.com/svn/Bundles/trunk/Bundles/Lilypond.tmbundle/
247 @translationof LilyKDE
249 @uref{http://lilykde.googlecode.com/,LilyKDE} は KDE のテキスト エディタ
250 @uref{http://kate-editor.org/,Kate} 用のプラグインです。これは素早く LilyPond
251 ドキュメントをセットアップするためのパワフルな楽譜ウィザードと PDF ビューアを@c
254 LilyKDE は @uref{http://www.volny.cz/smilauer/rumor/,Rumor} を使うことができる@c
255 ため、MIDI キーボードで演奏することで音楽を入力することができます。
257 他の機能として、歌詞のハイフン付けする機能や KDE ファイル マネージャから複数の@c
258 ファイルを含めて LilyPond を実行する機能があります。
263 @translationof Point and click
264 @cindex point and click
267 ポイント&クリックは PDF ビューアの中で表記をクリックすることで入力表記を見つ@c
268 け出すことを可能にします。これは楽譜の中でエラーを引き起こす入力をより容易に見@c
271 この機能がアクティブな場合、LilyPond は PDF ファイルにハイパーリンクを付け加え@c
272 ます。これらのハイパーリンクは Web ブラウザに送られ、Web ブラウザはカーソルを@c
273 持つテキスト エディタを適切な位置に開きます。
275 この一連の動作を有効にするには、PDF ビューアが LilyPond で提供される
276 @file{lilypond-invoke-editor} スクリプトを使ってハイパーリンクを追うようにコン@c
279 UNIX の Xpdf では、@file{xpdfrc}@footnote{UNIXでは、このファイルは
280 @file{/etc/xpdfrc} かホーム ディレクトリの中の @file{.xpdfrc} としてのどちらか@c
284 urlCommand "lilypond-invoke-editor %s"
287 プログラム @file{lilypond-invoke-editor} は小さな援助プログラムです。これは特@c
288 別な @code{textedit} URI に対してエディタを呼び出します。このプログラムは環境@c
289 変数 @code{EDITOR} を以下のパターンに従ってテストします:
295 emacsclient --no-wait +@var{line}:@var{column} @var{file}
300 gvim --remote +:@var{line}:norm@var{char} @var{file}
306 nc -noask +@var{line} @var{file}'
310 環境変数 @code{LYEDITOR} はこれをオーバライドするために使用されます。これには@c
311 エディタを起動するためのコマンド ラインを含み、
313 @code{%(column)s}, @code{%(line)s}
317 はそれぞれ、ファイル、列、行で置換されます。@code{LYEDITOR} に対する設定
320 emacsclient --no-wait +%(line)s:%(column)s %(file)s
324 は標準の emacsclient 呼び出しと等価です。
327 @cindex file size, output
329 ポイント&クリック リンクは出力ファイルをかなり大きなものにします。PDF ファイ@c
330 ルや PS ファイルのサイズを減らすために、@file{.ly} ファイルに以下の記述をする@c
331 ことでポイント&クリックを OFF にするかもしれません:
338 ポイント&クリックは以下の記述で明示的に ON になります:
344 他の手段として、コマンド ライン オプションでポイント&クリックを OFF にできます:
347 lilypond -dno-point-and-click file.ly
350 @warning{あなたは配布する LilyPond ファイルでは常にポイント&クリックを OFF に@c
351 すべきです。ポイント&クリックを ON にすると .pdf ファイルの中にあなたのコン@c
352 ピュータのパス情報が含まれるため、セキュリティ リスクとなる可能性があります。}